黒パン
コーヒー牛乳
煮ぼうとう
ステンドグラスキッシュ風
セサミサラダ
今日、11月11日は渋沢栄一翁の命日です。そこで今日は栄一翁を偲んだ献立としました。
煮ぼうとうは栄一翁が好んで食べた深谷の郷土料理です。「ひもかわ」と呼ばれる幅広の麺を深谷ねぎなどの地元の野菜と一緒に煮込んだとろみのある料理で、栄一翁が深谷に帰るたびに地元の人たちと一緒に食べていたそうです。栄一翁の好物だったことはもちろんですが、地元の人たちにあまり気をつかわせないようにと、そんな思いやりの心から煮ぼうとうが食べたいと伝えていたとも言われています。
また、キッシュは若き日の栄一翁が視察のために訪れたフランスの郷土料理です。これを栄一翁の東京の住まいにある青淵文庫の色鮮やかなステンドグラスに見立てて作りました。ぶた肉、おから、じゃがいも、玉ねぎ、ほうれん草、ミニトマトと、色々な具材が入っています。
更に栄一翁はフランスへ渡った際のことを文献で「食後カッフへエーという豆を煎じたる湯を出す砂糖牛乳を和して之を飲む頗る胸中を爽やかにす」と記しています。この時から、し好品としてコーヒーをこよなく愛していたようです。それに合わせて今日は特別に飲み物もコーヒー牛乳にしました。
郷土の偉人・渋沢栄一翁に想いを馳せ、今日の給食もおいしく残さずいただきましょう。